
巻き爪と深爪の治し方|自宅ケアと病院受診の見極め方
間違えると悪化!巻き爪と深爪の治し方・自宅ケアと予防法まとめ【医師監修】
「巻き爪が痛い」「深爪を繰り返して治らない」――そんな悩みの多くは、間違った爪の切り方と放置が原因です。本記事では、深爪が巻き爪を悪化させる理由、正しい爪の伸ばし方、自宅ケアの手順、そして医療機関を受診すべきサインをまとめました。
注意:膿・出血・強い痛み・赤い肉芽がある場合、自己処置を続けるのは危険です。糖尿病や血流障害がある方は特に早期受診を。
最初の3行でわかる巻き爪と深爪の治し方
- やめる:深爪・角落とし・無理な自己処置。
- やる:爪を伸ばす・足浴→乾燥→保護・正しいスクエアカット。
- 受診:膿・悪臭・肉芽・強い痛み・歩けない時。
1. 深爪が巻き爪を悪化させる理由
深爪は一見きれいに見えても、爪の角(サイド)を失うことで皮膚が盛り上がり、爪が皮膚に刺さるようになります。これが巻き爪(陥入爪)の始まりです。さらに、繰り返すと炎症や化膿を招き、肉芽(赤い盛り上がり)ができることも。
対策:爪の角を残し、指先ラインと同等かやや長めに保つ「スクエアオフ」を習慣に。
2. 自宅でできる安全なケア手順
- 洗浄・乾燥:ぬるま湯で足浴10〜15分→指間まで完全乾燥。
- 保護:絆創膏やU字パッドで圧を分散。
- 爪を伸ばす:白い部分が1mm見えるまでカットを我慢。
- 切る時:直線に切り、角は少し丸めるだけ(スクエアオフ)。
- 保湿:入浴後に爪周囲へクリームやワセリン。
※膿や出血がある場合は医療機関で処置を受けてください。
3. 間違ったケアと悪化サイン
| NG行為 | 理由 |
|---|---|
| 角をえぐる深爪 | 皮膚が盛り上がり爪が食い込む悪循環。 |
| 強い消毒の連用 | 皮膚が荒れ回復遅延。 |
| 無理な矯正・爪切り | 出血や感染リスク。 |
次の症状(膿・肉芽・悪臭・痛みで靴が履けない)は自宅ケアをやめ、皮膚科・形成外科を受診してください。
4. 医療機関での治療の種類
- 保存療法:テーピング・コットンパッキング・爪チューブ法。
- 矯正治療:ワイヤーやプレートで爪のカーブを戻す(自費)。
- 外科手術:部分抜爪やフェノール法(保険適用)。
痛みや炎症が強いときはまず炎症治療(保険)→再発防止の矯正(自費)の二段階が一般的です。
5. 再発を防ぐ3つの習慣
- 爪は指先ラインで「角を残す」。
- つま先の余裕がある靴+通気性の靴下。
- 爪周囲の保湿を毎日。
6. 巻き爪対応の病院・治療院関係者の方へ(掲載の流れ)
- まずは施設検索で掲載状況を確認。
- 掲載済み→オーナー登録/未掲載→新規掲載申請。
- 無料からスタート。画像や情報を更新して発信を。
※本記事は一般情報であり、診断・治療を代替するものではありません。