ハンマートゥー性外反母趾とは
ハンマートゥー性外反母趾とは何かについてまとめてみましたのでお伝えしたいと思います。
履物を選ぶ際に履き心地ではなく見た目を重要視して選ぶ機会が多い女性には特に多い足・指の変形、それが外反母趾。
一言で外反母趾といってもその種類は5種類
(靭帯性・仮骨性・混合性・ハンマートゥ性・病変性)に分けられていましたね。
自分の足に起こっているタイプを正しく把握した上でケアをしなければ無意味であったり逆効果になってしまう恐れがあります。
最も一般的で発症している患者数も多いのは、
右足・左足が共に親指の付け根が内側にむかって異常に突き出てしまっている症例で、素人であっても一見して履物によて変形が起こっちゃっているいう様子が見て取れます。
しかしお医者さんや専門家ではない素人の場合はぱっと見、ただ単に人差し指と中指、薬指が踏ん張っているようにしか見えない様子もれっきとした変形・変調の一つで、
それを正式名称がハンマートゥ性外反母趾と名付けられています。
ハンマーという名称が付けられているのは、
その名の通り見た目がハンマーに似ているという点の他に、まるでハンマーのように力強い様子で指先が踏ん張っている事も関係しています。
ハンマートゥー性外反母趾になりやすい主な理由
外反母趾として変形してしまった原因もそのハンマートゥーという病名に由来しており、
履物の中で本来真っ直ぐに伸びた状態であるはずの指が、力いっぱい地面に向かって押し付けるような力を込めているためです。
それは歩いている時に脱げてしまわないように無意識的に踏ん張っている事と形状に物理的に内部が狭く伸ばせない事です。一般的な症例と同様に女性に突出して多いという実情からもわかるように、
男性は履かない女性ならではの靴が影響していて、特にハイヒールはよく外反母趾の原因になる代表格。ハイヒールは踵の部分が著しく高くなっている形状であるが故に、必然的につま先や各指に全体重が掛かっちゃうことにっちゃいます。そうすると転ばないように歩くためには必然的に指で踏ん張らなければなりません。
ハイヒールは特にスニーカーやブーツ等とは違って紐もやベルトもありませんよね。
そのため自分の足に合ったサイズを選んで履いていても簡単に脱げてしまいます。歩いている間にハイヒールやブーツが脱げないようにするには、
ハイヒール等の中では足は指でインソール部分を自然と掴むようにしていないとうまく歩けないので、常に曲がった状態になりまさにハンマートゥ性外反母趾の形になっています。
ハイヒールを着用するファッションが好きであったり頻繁に履いたりする人や、
仕事柄常にそのような履物を履かなければならない方はそういった足の形で固定化されてしまうので、
ハイヒールを脱いだ後でも、自然と足の指がハイヒールを履いていた時の形のまま元に戻らないような感じで変形したまま固定化されていってしまうらしいのです。
もちろん、踏ん張っている意識もない場合もあって分かりにくいとは思いますが、
靴等の中が狭くて足・指が縮こまった状態が慢性化してしまって、
足・指の関節が変形してしまって結果的に同じ症状を発症する症例もある事から、ハイヒールだけじゃなくてもサイズ感が小さなパンプスでも起るでしょうし、
男の人も小さめの革靴・スニーカー等を履いていると同じ様に変形が起こってしまう可能性が高くなってしまいます。
ハンマートゥー性外反母趾の悪化を止めるためには
発症する原因になった靴と同じ様な小さめの靴や窮屈に感じるような同じタイプの靴は履かないという事はもちろんですが、
ゆとりがある履物に切り替えた上で、整骨院(接骨院)や整形外科など病院や専門家の意見・治療・施術を受けるようにしましょう。
変形している年月が長い程、正しい位置に戻した時に痛みを感じますし、
変形した状態に慣れてしまっているせいで正確な位置に戻った時に安定感を持って歩行する事ができない事例も多いので、
外反母趾をよくしたり治す事だけじゃなく、歩き方等についても意識したり、症状や場合によってはリハビリしなければなりません。
また、発症している方の多くは本来体重や摩擦がかからない箇所に強い刺激が加わっているので厚いタコが出来ていることも多いので、タコに対する処置も必要になってくる場合が多いですし歩きにくいですよね。
関節という事もあり一度で元通りにする事はできないですが、
諦める事なく病院・専門家の元を訪れて筋組織の柔軟化も含めて処置等を受けるようにしましょう。